いやあゲージュツサクヒンは無学の徒にはとんとわかりませんなあ。
バンダイチャンネル視聴。
今日は『アヴァロン』。
感想は次の一言にまとめられる。
「で?って言う」
デジタル処理…2001年当時は素晴らしかったんだろうか…。
映像…美しい…と敢えて言うほどでも。
音楽…良くも悪くも印象にはあまり残っていない。*1
ストーリー…………え?
バンダイチャンネルの「ここがみどころ」によると
みどころは、デジタル処理でモノトーン風に変換した仮想世界の表現。
うん、モノトーンだったね。うん。
えーとね、そもそも映画というのはカラーになる前に白黒映画というものがあってだな。
白黒が珍しくもないのはもちろん、敢えてモノトーン(「風」含め)にするのもよくある方法でだな。
孤高の女戦士アッシュの美しさも、顔のディテールを消すことで実現している。
個人的な好みもあろうが…デジタル処理でデフォルメするならもっと思い切ってすりゃよかったのに。
少なくとも(元の顔を知らない)俺にはどこのディティールが消されたのか分からん。
CGと実景を巧みに合成して架空の風景を現出させ、戦闘ヘリや巨大戦車など戦闘シーンも現用兵器とCGを巧みに混在させることで、押井監督のミリタリー描写へのこだわりが貫かれている。
…自己満…だよね、それって。
ミリオタに対してならあるいはいいのかもしれんが。
でもそれっていい映画につながるの?
最大の驚きは、アッシュがクラスSAというステージに移行する瞬間の謎解き。
ナ ナンダッテー!! Ω
あんな大したことないように見えるシーンに謎解きがあったなんて!
全く気づきもしなかったぜ!つか何が謎なのかもわからないぜ!
「現実と虚構」の表現のことを言ってるんなら、2001年当時だって結構ありふれた表現だったと思うけど、まさかそんなことは無いはずだぜ!
これはテーマと方法論が一体になった次世代の映画なのだ【アニメ評論家 氷川竜介】
言い換えると「やりたい映像表現方法があったからテーマは特に無いけどやってみた実験映画」でFA?
*1:ラスト辺りのソプラノ?歌手の口と声がズレてるように見えたのは印象的だったけど