教科書に載せるべき究極のOJT。
『風ノ旅ビト』最高!
いや神ゲーと言われるのも宜なるかな。
以下好きなポイントズラズラタイム。
- 超綺麗。
音楽も、画像も、風景も、演出も。世界のすべてが。そんな色彩鮮やかってんでもないけど、いやホント綺麗。 - 語られない物語がいい。
結構画では見せてくれてるんだけど、言葉は一切ない。
想像はできるけど確約はない。だから自分の好きなストーリーが自分の中に出来上がっていく。 - 説明されない説明がいい。
と言うか「わかっていく快感」。一応超簡単な指示は出るんだけど、「え?だから?それでどうしろっての?あとコッチのコレはどうすんのよ?」という感じの説明。
最初は「うっわぁ〜、洋ゲーのダメなところ出ちゃってんなオイ」とか思いましたが。
わからないなりにしばらくやってると「あ、そういうこと」というアハ体験。
一個上のストーリー無し、ってのも合わせてだけど、説明書がないが故に説明がないのがとても自然。デメリットのメリット化。素晴らしいよムスk(ry
で、ストーリーなんかほとんどないようなこんなゲームですが、秘密じゃないんだけど自分で知った方が絶対いいと俺が思うポイントがありまして。
で、そこも含めたポイントが超オススメなんで⬇でネタバレしてます。知りたい方はそこんとこ分かった上で読むか、プレイしてください。¥1200です!なんと『アイマス2』の服一着や曲一曲よりもお安い!お得!*1
- プレイヤー同士の触れ合いがいい!
上でも書いたけど、説明が全然無いのでもう全く五里霧中で進んでいくんですが、そうやってたらなんか自キャラとおんなじようなのが出現。「お、分身(NPC)?」とか思って適当にプレイしてました。クリアして、GETしたトロフィーを見てたら「親友:ほとんどの旅路を同じパートナーとクリアし、最初に戻る」との記述。「え!?つーことはアレら全部別のプレイヤーだったわけ!?」と言う感じでやっと気づけた。
ネットワークプレイがあること*2も説明なかったからね。んでまだまだ取れてないトロフィーを見せられたので2周目。しばらくすると、なんか白いキャラが。しかもなんか導いてくれてる?アレ、なんか付いてったらすげー分かりにくいポイントに連れてってくれてる!うわこの人鴨いや栄光を掴む者いや先生じゃん!トロフィー求めて右往左往してる初心者を教導してる!!しかも俺が意味ないところ行ったり訳わかんないことしてても待ってたり付いて来てくれたり超親切!!!紳士!真の紳士を見つけたりッ!!
とかね*3。
で、ユーザー同士のコミュニケーションが、ゲーム中の1アクションである所の「音を出す」か、「実際の行動」しかない訳です。コレがまた良い!!!洋ゲーだしクリア後に出てくる「一緒に旅した仲間のユーザーID」も日本人ぽくないのばっかりで、多分外国人がそれなりにいると思うんだけど、言葉なんか最初っからねぇから!壁だってねぇから!んでんで、ある程度慣れてくると音で歌うようにコミュニケーションとったり、励ましたり、慰めたり*4。
で、相手に触れたり相手の音に触れたりしたら自キャラの飛行ゲージが回復するんだけど、二人で一緒に飛びながら歌い続けると、飛び続けられるんです!!その気持いいことって言ったら!!!見た目もまるっきり仲のいいイルカの兄弟のよう!!!なんかホントそれだけで気持ちよくて嬉しくて…!!!
自分が少し慣れてきたら、一緒にいる人を導いてみたりね。
あとウマいなぁって思ったのが、どんなに同時にプレイしてるプレイヤーがいても、自分のプレイ中に出てくるのはもう一人だけ。この二人っきりってのもまたいい!!
あとあと、トロフィーも協力プレイしないと取れないのが結構あるし、あとあとあと終盤の演出で、ある試練を一緒に乗り越えてる感じがスッゲェ出てるトコとかあって、もうなんか感動というか連帯感というか!
この二人プレイで総じて思ったのが、「『ICO』をうま〜いこと人対人で再現した」って感じ。『ICO』も大好きだけど、パートナーがCPUなんで、ちょくちょくイラつかされたりしたんだけど、それも全然ない。それどころか「ココロがある」ってのは、ホントコンピューターじゃあまだまだ再現できやしない、生き物だけが持つ素晴らしいことなんだな、って思い知らされた。