有料放送より無料のニコ動の方が画質・音質いいってどういうことなの…。

俺が以前観たアニマスは3話だったっぽいな。
1>2>3って感じで作画が落ちていってる。
放送が始まると週一の締め切りに追われてクオリティ低下は避けられないのは分かるが、書き溜めとか出来ないモンなんですかね？
よもや視聴者からの反応を待ってる訳でもないだろうに。そんなにスケジュールカツカツなのかね、みんな。

で、以前3話観て「もう観なくていいや」と思った理由としては、画もそうだけどストーリー的にも凄まじく安直でヒネリが無くてギャグもつまらなくてクサかったから。
今観ればまぁ結局まだ各アイドルの特徴紹介のフェイズでしかなく、そっちに重きを置いていたんだろうなとフォローも出来るんだが（画はフォローしよう無い）。

何より大きかったのは、俺がたまーにニコマスをチラ見するくらいしかアイマスを知らなかった、という事だと思う。
あの回だって雪歩のがんばり、一歩前進がメインテーマだった訳だけど、雪歩のキャラクターを知らないとただ

男と犬が苦手な女の子が
『やったる！』と思っただけ（具体的に何か努力を積んだ訳でもなく）で
はっちゃけて歌が歌えた

という ( ´_ゝ`)っていう物語にしか見えない。

雪歩、いやゆきぽを知る事で、男と犬をどんなに怖がっていたか、
そしてあの一歩を踏み出すのが雪歩の性格上どんだけの決心だったか、が見えてくる、っちゃあ見えてくる。

つーか少なくとも3話のアニマスは、そういう既存のファンや人気の上にあぐらをかいていたと言わざるをえん。
ステージシーンに関しても、既に知ってる人ならいいが事前情報なしの初見さんには歌詞もよくわからんし同時進行で画面上でも展開があるのだから、正直ついていけない。
雪歩の穴掘りだって、ファンにとっては「定番のアレ」で2828ポイントだが、知らん人からすればマジ(ﾟДﾟ)？つーか( ﾟдﾟ)つーかな訳よ*1。
いや「新規ファンは一切要らぬ！」とか「対象年齢8歳〜13歳」とかならいいかもだが、キー局の深夜アニメでそれはないだろうと。
本家アイマスだってそんなに深い物語を描いてる訳じゃないけど、ありゃゲーム特有の自己投影による没入感があるからだし、それでも少しは途中経過を描いてた*2。
それが3話じゃPはまだ近づかれるのも怖々→「俺が守るから」ｷﾘｯ→指切り…っておいおい。
俺なら男や犬が苦手っていうエピソードのときにあんなにコミカルにはせずに、もっとアイドル活動／日常生活に支障が出ている事を描く。
その上で「守ったるで〜」ｷﾘｯの後に、雪歩の為にPが努力している姿を描いて、雪歩はそれを見て「P私の為にがんばってくれてるやん！私も変わらな！」って思って、徐々に克服していく描写を入れる。
どっちみち陳腐だけど今のよりはずっといい。少なくとも理由は付く。
時間がかかるっていうなら、他の部分は削ってもやるべきだった。
あるいは他のエピソードの回の日常描写の中で雪歩の性質を描いておいて、その上で克服エピソードを突っ込むべきだった（それだとその回しか観てない人には説得力薄いが）。

これは本家アイマスも上手く出来てないんだけど、こういう克己エピソードって上手く料理すれば視聴者の涙すらGET出来る素材なのに…。
千早は原因とかが重いから、原作で評判のいいエピソードだから、って複数話使って描いて、雪歩はコレかよ。まぁ千早贔屓したくなる気持ちは十二分に分かるけどよ。

もし「アニメと原作は別モノ」なんて事言うんなら既存ファンとかに頼らない作りにせいよ、と。そういう意味じゃこの回に関してはゼノグラ（1話しか観た事無いけど）の方がマシなぐらいだと思うよ。